就職活動をするうえで避けては通れないのが面接です。
個別面接や集団面接、今ではオンライン面接など様々なスタイルがあります。
履歴書の内容よりも大切なのが面接です。
この記事では、僕があまたの面接を経験して感じたことや僕なりの攻略法を紹介していきます。
面接攻略のカギは己の中にある
僕は、専門職(製造系)から転職し営業として今も働いています。
畑違いということもあり、なかなか採用してもらうことができませんでした。
今の職場の面接の際に、採用担当の人から言われたことが僕なりの面接攻略のカギになると思っています。
自分のことを自分の言葉で話せることが相手に自分を知ってもらう上で大切なことなんだよ
これは、なかなか深いと言えば深いですが普通と言えば普通という感じの言葉ですが、この言葉の真意を入社して聞いたことがあります。
それを今から紹介していきます。
とにかく自分という人間を知ってもらう
自分のことを自分の言葉で話せることがどうして大切なのかを聞いたときに言われたこと、大切だと感じたことをまとめてみました。
- 今の自分がどういう人間かをわかっている
- 相手に気を遣わせない受け答えができる
- 自分の気持ちに正直にいられる
文字にしてみると当たり前のことですが、これが面接のときにできると評価がかなり上がるようです。
今の自分がどういう人間かをわかっている
自分のことを完璧に理解している人は多くはないと思います。
ですが、自己紹介する際などに性格・長所・短所を明確に言える人であることが大切です。
それは、仕事で人間関係を構築するうえで相手がわかっていたほうが良い情報になります。
面接官は、あなたが入社した際にほかの社員とうまくやっていけるかという所も採用基準としています。
そのため、あなたがあなたのことをプレゼンできることができなければ、あなたのことを相手に知ってもらうことはできないからです。
自分プレゼンを磨いてみましょう。
相手に気を遣わせない受け答えができる
面接官は、1年間のうちにたくさんの時間を面接に費やします。
そのため、なるべく時間をかけずにあなたのことを知ろうと考えています。
そのため質問に対して的外れな回答をしたり、回答が長くなり論点がずれてきたりすることを嫌います。
しかし、社内的に合否を決定しなくてはならないため、良くも悪くも決定打を求めています。
いろいろな質問を繰り返していくうちに印象が悪くなるということのほうが多いとのことです。
質問に対しては明確・簡潔にということが重要です。
自分の気持ちに正直にいられる
面接官は意地悪です。
僕が受けた面接の中でこのようなことがありました。
面接官「この会社を希望したのは給料がいいからですか?」
この質問をされたときにはかなり困りました。
お金のためだけに志望したと思われたくない。
第一にそのことが頭をよぎり僕は答えました。
僕「お金よりも事業内容にやりがいを見出せそうだと感じたからです。」
本当にこの時の僕は回答もうまくできない人間でした。(今もさほど変わりありませんが)
面接官「では、給料が半分と言われてもこの会社で働きますか?」
初めてこんな質問をされて頭の中が真っ白になりました。
僕「やりがいを感じることが仕事をするうえで一番だと考えています。」
きれいごとと思われる回答しかできませんでした。
面接官「意地悪な質問をさせてもらいましたが、仕事にやりがいを見出せることはとても良いことですが、お金がなくては生活ができません。今の質問で、あなたの本音はどうか知りたかったのでこの質問をしました。」
長くなるので、要約するとお金がどうとかということが大切なのではなく、同僚になる人間に対して本音を言えるかどうか?ということを試されていたとのことです。
実際に、この質問はかなり意地悪だと思いましたし、もちろん不採用でした。
このことを、今の会社の面接担当と話す機会があり聞いてみました。
すると意外な答えが返ってきました。
- 生活するうえでお金はとても大切
- スキルアップのための勉強にお金を使うことができる
- お給料に見合った働きができるように自分に発破をかけられる
お金の使い道や、そのためにどう貢献していくかを伝えることが大事だということを教わりました。
確かに、お金は生活するうえでは欠かせない。
高度な知識を学ぶためには講習会などお金がかかる。
もらっている以下の仕事では示しがつかない。
これが正直な答えだと考えさせられました。
正直に答える中に誠実さを込めよう。
今の会社の面接の話
今勤めている会社の採用面接のときのことを話します。
まず、予定の時間より10分遅れで到着。
この時点で、次の求人を探す覚悟はできていました。
会社に入り、面接会場へ。
面接官は二人。
一人は、メインで質問をする役。
もう一人は回答することをメモに取りながら気づいたことを聞いてくる役。
面接官A「どうして営業職に転職しようと思ったのか?」
僕「小さい頃から人と話をするのが好きだったからです。」
面接官A「ノルマや残業が当たり前のイメージがあると思うがその点については?」
僕「ノルマの大変さは働いたことがないのでわかりませんが、どの仕事でも大変なことは必ずあると思いますので、経験と学びを繰り返して成長していきたいと考えております。」
僕「残業につきましては、現職でも当たり前のようにありますので、身体的には苦ではありませんが、残業は良いことだとは思いませんので、時間を有効に使っていくために考えながら学んでいきたいです。」
面接官「今の職場を続けていくことは考えなかったのか?」
僕「今の仕事に就くために、学校に通い専門資格まで取得しています。しかし、7年続けてきて本当に自分に合っているのか?ほかの職種で自分にぴったりな仕事があるのではないかと考える中で、自分の好きだったことを仕事に活かせればと思い営業職を考えるようになりました。」
面接官「数ある営業職の中でこの会社を志望する理由は?」
僕「本社が県外のため、研修などで県外に行くことができると思ったことと、他県の方々の感覚の違いや言葉(方言)の違いを体験してみたいと強く思い志望しました。」
このような感じでの受け答えとなりました。
6社落ちていたということもあり、面接の攻略法も見つかっていなかったため、着飾ることなく素直な気持ちで受けようと心がけていました。
よく考えてみると上記で紹介した大切なことを少なからず実行できていたから受かったのかもしれません。
面接は数をこなさなくても採用への近道はある!!
紹介してきました大切なこと
- 今の自分がどういう人間かをわかっている
- 相手に気を遣わせない受け答えができる
- 自分の気持ちに正直にいられる
この3つを心がけるだけで面接官への印象か必ず変わるはずです。
偽りのない自分プレゼンをすることが面接攻略のカギだと僕は考えています。
営業の仕事をしていく上でも同じで、物を買ってもらうためには自分を信用・信頼してもらわないといけません。
初めは買ってもらえなくて当たり前。
それでも、何気ない会話の中で自分を知ってもらい信用・信頼を勝ち取るために、正直にいることがとても大切だと身に染みて感じています。
自分の考えを人に話す練習をしてみると、自分の意外な気持ちに気づけることがあります。
もしあなたが、面接に苦労しているのなら一つでいいので意識してみてはいかがでしょうか。